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SINGER(シンガー)4本糸ロックミシン修理|14SU654|針が下りない・・・

本日は、東京都荒川区日暮里の繊維街にある日暮里店にお持ち込みの“シンガー 4本糸ロックミシン 14SU654(ウルトラロック)”を修理しました。

担当は、ミシンショップタケダ修理センター1級機械縫製整備士の斉藤です。

修理内容は…

『針が下りない…』

そんな依頼内容でした。

原因は針が下りないのではなく、下がった針が下ルーパーにぶつかってしまうことで途中までしか下らない状態でした。

下ルーパーのタイミングずれです。

今回ご依頼のロックミシンは見たことないモデルでした。

確認してみると120V仕様と記載があります。

つまり“海外仕様のモデル”です。

海外で購入したミシンは、例え日本国内メーカーの場合でも部品の入手が困難な場合があります…

しかし今回は、確認してみた結果下ルーパーの位置調整で、部品の交換は必要なく、修理は可能と判断しました。

下ルーパーは針の後ろを通過します。

正常な軌道に修復しました。

そのほか確認したところ、上ルーパー、針棒の位置は問題ありませんでした。

4本糸ロックは針にぶつからなかったとしても、下ルーパーの位置がずれると針折れや目とびの原因となります…

分解した箇所の組付け、テスト縫いではスムーズに動き、目とびも確認できずきれいな縫い目に改善しました。

各糸調子がかなり乱れてましたので、試し縫い用の生地ですべて『4』で糸調子が合うように調整しました。

4本糸ロックミシンは、糸調子皿にゴミや糸埃が入り込むと糸調子が乱れてしまうことがあります。

糸調子が乱れたときは、柔らかい布で糸調子皿を軽く掃除してあげるだけで糸調子が改善することもあります。

これで修理は完了です。

“今回は無事に修理できましたが、電圧が違うことでモーターの性能がフルに発揮できず、故障が多くなります。”

“国内に同じタイプのモデルがあれば部品交換も可能ですが、海外で購入したモデルは日本のメーカーのものでも基本部品の入手は難しいと思ってください。”

もちろん技術で修復可能なミシンなら海外仕様でもお任せください。

メーカーSINGER(シンガー) 4本糸ロックミシン
機種名・型番|14SU654(海外仕様モデル)
故障内容|針が下まで下りない
修理箇所|下ルーパー位置調整・糸調子器分解調整及び注油


SINGER公式HPでも当店が紹介されてます。

ミシンの調子が悪い!』と感じたら…

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