本日は、東京都江東区大島店にご依頼いただいた出張修理で“シンガー職業用ミシン 188U”を修理してきました。
担当は、ミシンショップタケダ修理センター課長1級縫製機械整備士の斉藤です。
今回の依頼内容が…
『針が釜に当たり動かす、縫えない』
そんな内容の依頼でした。
【故障内容】
・釜のタイミング調整
コロナ渦で出張修理は激減しましたが、ミシンをテーブルにセットしてお使いのお客様には店舗への持ち込みは大変だと思います。
私共ではご依頼があれば、万全の感染予防対策を施した上で、お伺いさせていただきますので遠慮なくお申し付けください。
さて、修理の内容ですが…
お電話で症状を伺った通り、針が釜にぶつかってしまってました…
デニム地を縫ってる最中に起こってしまったトラブルの様で…
写真の通り完全に釜のタイミングずれです…
まずは、念のため針棒のタイミングを確認しましたが問題ありません。
よって釜のタイミングを合わせていきます。
この頃の鋳物のミシンは、今のミシンのような便利な機能はありませんが、とにかく頑丈で、しっかりメンテナンスしてお使いいただければ何時まででもお使いいただけます。
よく使っていただいてるお客様のようで、針板もかなり傷んでましたが、まだ研磨で大丈夫なレベルと判断し、糸が引っ掛からなくなるまで丁寧に研磨して取り付けました。
明日、履く予定のデニムだったようでお客様には大変喜んでいただけました。
デニムのような厚地を縫うときは、針の太さは変えた方が効果的です。
このミシンは、職業用ミシンなので、工業用ミシン(DB×1)の針を使います。
一般的に針の太さは…
薄地が9番、普通地で11番、中厚地で14番、厚地は16番~18番まで太さがあります。
デニムの固さや重ね方にもよりますが、裾上げなら16番~18番の針をお使いいただく事をお勧めします。
この情報はしっかりとお客様にもお伝えし、また釜周りを中心にメンテナンス方法もご説明させていただきました。
当修理センターでは出張修理も“万全の感染予防対策”でお伺いさせていただきます。
洋裁教室などの大人数の場所への出張修理ご依頼の場合、お断りさせていただく場合もありますので予めご理解の程お願い致します。
≪今回のミシン修理作業内容≫
メーカー|SINGER 職業用ミシン
機種名・型番|188U
故障内容|針が釜にぶつかる…
修理箇所|釜のタイミング調整・針板研磨・釜周りの掃除及び注油
SINGER公式HPでも当店が紹介されてます。
『ミシンの調子が悪い!』と感じたら…
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