本日は、東京都江東区の大島店にお持ち込みの“JUKI 3本糸ロックミシン MO103″を修理しました。
担当は、ミシンショップタケダ修理センター1級機械縫製整備士の斉藤です。
今回の依頼内容は…
『糸調子が合わず、糸が切れる…』
そんな依頼内容でした。
経年劣化等からくる糸調子器の不良が原因です。
3つある糸調子器のうち、針糸以外の2つの糸調子が、糸調子器皿の錆びなどで合わせにくい状態になってました。
糸切れも糸調子の不良が原因でした。
今回はしばらくお手入れしていなかった事から、全体的なメンテナンスもご依頼いただきました。
ロックミシンは3本の糸のうち1つでもバランスを崩すと、全体的に糸調子を取ることが難しくなります。
メンテナンス後の送り歯まわり
メンテナンス後の針棒まわり
こちらは様々な箇所に動力を伝えるメインの軸
掃除のあとは各駆動箇所に油をさし、暫く空で回すことで動きがとても滑らかになりました。
動きがスムーズになったところで、糸調子の乱れや糸切れがないことを確認し、修理は完了となります。
通常は生地に合わせた同色の糸を使用すると思いますが、ロックミシンの糸調節でお悩みの場合、すべて違う色の糸を使って、縫い目を合わせてみるとわかりやすいと思います。
この頃の3本糸ロックミシンの糸調子を合わせるには、少々テクニックが求められます。
≪今回のミシン修理作業内容≫
メーカー|JUKI 3本糸ロックミシン
機種名・型番|MO103
故障内容|糸調子が合わず、糸が切れる
修理箇所|糸調子器を含めた分解清掃及び注油
JUKI公式HPでも当店が紹介されてます。
『ミシンの調子が悪い!』と感じたら…
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