本日は、埼玉県越谷市の越谷ショールームでお預りした“JUKI 職業用ミシン シュプール30デラックス”を修理です。
担当は、ミシンショップタケダ修理センター1級縫製機械整備士の斉藤です。
今回の依頼内容は…
『縫えない』
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『縫えない』という事でお持ち込み頂きましたが、そちらの修理の前に問題がございました。
外装を外すと色々なところから液体が漏れてきました。
油です。
外したネジにも底にも油が大量に垂れておりました。
底の油はよくあるのですが今回は他にも確認ができました。
針棒上部のメタル周辺です。
さらにはミシンの上部にあるメイン基板を取り付ける箱の中にも確認できました。
メイン基板も油が付着しており、このままでは基板も故障してしまう状態でした。
お預かり内容の修理を行う前に全体的な油のクリーニング作業が必要でした。
確認できる範囲のクリーニングは完了いたしましたが、時間の経過で目に見えない所から漏れてくる可能性がございす。
本日は一旦修理は中止し様子を見ることにしました。
職業用ミシンは家庭用ミシンと違い高速での回転になりますので定期的な注油は必要でございます。
ただ、今回のように多量な注油は基板やモーター等の故障になりますので、皆様もご注意ください。