本日は、東京都荒川区日暮里の繊維街にある日暮里店にお持ち込みいただいた“JUKI職業用ミシン SPUR25(TL25)”を修理しました。
担当は、ミシンショップタケダ修理センター1級縫製機械備士の名取です。
今回の依頼内容が、
『生地が送らない…』
そんな依頼内容です。
生地を送る送り歯は本来、上下・左右に一定の動きで動くことで生地を後ろに送ります。
今回お預かりしたミシンの送り歯は、左右には動いてるのですが、上下に全く動いてません…
ごらんの通り、針が一番上にいる状態にもかかわらず送り歯が見えてきません…
原因は、上下軸の焼け付きから起こる症状でした。
経年劣化ですね…
お客様がご自身でどの程度メンテナンスしてくれたかにもよりますが、平均すると職業用ミシンは10年を目処にどこかしらが悲鳴を上げることが多いです。
いつもと何かが違う…
いつもより音がおかしい…
そう感じたら、症状が悪化する前に、信頼できるミシン屋さんに相談することをお勧めします。
それが私共になれば(私共を選んでいただけたなら)全力でサポートさせていただきますことをお約束いたします。
上下軸を分解して摩耗した部分をきれいに磨いて注油します。
送り歯が正常な動きを取り戻すまで、この作業を続けます。
針が一番上に上がった時、送り歯がこのくらい出てくるのが正解です。
当然ですが、左右の送り歯の動きも鈍ってましたので、本来の動きを取り戻すまで回復させます。
左右の送りは、縫い目の長さ調節するのでとても重要です。
送り歯が上下・左右目いっぱいに動いてくれてるのがわかります。
この動きをしてくれれば、指定した縫い目(縫い目の長さ)を作ってくれます。
合わせて全体的にメンテナンスもさせていただき修理は完了です。
些細な事でも、何か異変を感じたら何時でも当店にご相談ください。
メーカー|JUKI 職業用ミシン
機種名・型番|TL25
故障内容|生地が送らない
修理箇所|送り上下軸及び前後軸分解清掃及び注油・その他全体的に清掃及び注油
JUKI公式HPでも当店が紹介されてます。
『ミシンの調子が悪い!』と感じたら…
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