本日は、東京都江東区の大島店にお持ち込みの“JUKI職業用ミシン SL300EX”を修理しました。
担当は、ミシンショップタケダ修理センター1級機械縫製整備士の斉藤です。
今回の依頼内容は…
『使用中、動かなくなることがある…』
そんな内容の依頼でした。
【故障内容】
・モーター不良
お持ち込みいただいたときは動いてましたが確認のためお預かりしました。
何度か動作確認を繰り返すと確かに動かなくなることがありました…
また、動いた時にモーターから異音がすることが気になりました。
考えられる原因はは3つ、
コントローラー不良、基盤不良、モーター不良…
ただ動かないときもライトはついてましたので通電不良ではありません。
今回、ミシンが動かなくなることの原因は、モーターの中にある“カーボンブラシ”と断定しました。
カーボンブラシは通常、黒い部分のカーボンヘッドが消耗して動かなくなることはありますが、今回はバネの部分が焼き付いたような症状を起こしてました…
早速カーボンブラシを交換してみたところ、動くようにはなりました。
ただ、モーターからの異音が収まることはありませんでした。
モーター内部に問題があると判断し、お客様に了承を得て、今回はモーター自体を交換させていただくこととしました。
モーターは煙を出すような事例もあり、このままお使いいただくことは危険だと判断させていただきました。
交換取り付け後
モーター交換後、異音もなくなり快適に動くようになりました。
上糸調子もあまりよくないとのことだったので、糸取バネの調整を含め全体的なメンテナンスもさせていただきました。
今回は少し珍しい事例だったのでお客様に経緯を確認させていただきましたが、残念ながら特定には至りませんでした
どうやらNETで中古品を購入したようで、購入当時から異音はあったようなのです。
見た目は綺麗だったかもしれませんが、相当使い込んだ方の中古品を買われたのかもしれませんね…
ただし、今回は思い切ってモーターを交換させていただきましたし、今後は私共がサポートさせていただくので不安なくお使いいただけるかと思います。
≪今回のミシン修理作業内容≫
メーカー｜JUKI 職業用ミシン
機種名・型番｜SL300EX
故障内容｜使用していると動かなくなるときがある
修理箇所｜モーター交換・上糸調子器分解清掃・全体注油調整
JUKI公式HPでも当店が紹介されてます。
『ミシンの調子が悪い!』と感じたら…
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