本日は、東京都荒川区の日暮里店にお持ち込みの“ジャノメ職業用ミシン HS85DX(Model767)”を修理しました。
担当は、ミシンショップタケダ修理センター1級縫製機械備士の名取です。
今回の依頼内容が、
『ミシンを落としてしまった…』
そんな依頼内容です。
まずは見た目では、糸縦アンテナが落とした衝撃で折れてしまってます。
お客様からは糸縦アンテナは交換しないでも大丈夫と言われてましたが、お願いして交換させていただきました。
職業用ミシンの構造は、糸立て台から糸縦アンテナを通過してからミシンの糸掛けをすることで糸調子が整います。
糸縦アンテナが無くても、理屈上縫うことは可能です。
ただし糸立て台からダイレクトにミシンの糸掛けをすれば、糸が途中で引っ掛かったりして上糸調子はきつくなります。
上糸調子がきつければ、上下の糸調子のバランスを取ることは非常に難しくなります。
糸立てアンテナの役割をしっかりと説明させていただき交換の許可をいただきました。
下の写真の部品は、糸切りをするときの下軸の動く部品のストッパーの為取り付けて固定しました。
落としたことに支障がその他にも無いかを徹底的にチャックさせていただきましたが何とか大丈夫そうです。
内部クリーニングと注油を施し、正しく動作するのを改めて確認して修理は完了です。
ミシンの落下事故は意外とあります。
皆様も取り扱いには十分気を付けてください。
メーカー|JANOME 職業用ミシン
機種名・型番|HS85DX(Model767型)
依頼内容|ミシンを落としてしまった
修理箇所|アンテナ交換・ストッパー取り付け・糸切り残量調整・全体的に分解清掃及び注油
JANOME公式HPでも当店が紹介されてます。
『ミシンの調子が悪い!』と感じたら…
『ミシン修理センター』修理の無料見積もりはこちら