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brother(ブラザー)ミシン修理|Si505|生地を送らない…

本日は、東京都足立区北千住本店にお持ち込みいただいた“ブラザー家庭用コンピューターミシン Si505(CPS7801)”を修理しました。

担当は、ミシンショップタケダ修理センター1級縫製機械整備士の名取です。

今回の依頼内容は、

『生地が送らない…』
『はずみ車が重い…』

そんなご依頼でした。

結論から申し上げますと、送りギアとパルスモーターのギアの噛み合わせが悪かったのが原因だったのですが、

そもそもの原因は、天秤の糸絡みで動きが鈍くなり、そのままにして使ったことで、送りギアのかみ合わせまで崩してしまったのではないかと考えられます…

高性能なコンピュータミシンならではのトラブルではないかと感じました。

そもそも今のミシンは、昔のミシンとは違い天秤は見えません。

つまり天秤から糸が外れてしまうことを目で確認する事ができないのです。

これを防ぐには、糸のたるみを無くすしかありません。

糸には、天然繊維(綿や絹)や化繊(ポリエステル)など様々な繊維質のものがあります。

共通してるのが、1本の糸をつくるためには、1本から複数の糸をねじりあわせることで“撚り(より)”をかけて1本の糸を完成させます。

つまりこの“撚り(より)”が強い糸ほど、糸が暴れて絡みやすくなります。

これを防ぐ方法はただ1つ…

糸を引っ張り、この糸のたるみを無くすしかありません。

縫い始めに押さえ金を下げて、上糸の引っ張り、たるみを無くせば、途中で糸が暴れて絡まる心配はほぼありません。

私共でご購入いただいたミシンを直接納品して使用説明させていただくときは、しっかりとお伝えしますが、使用説明書などに記載はありません。

今回のトラブルは、便利なミシンゆえのトラブルではないかと感じました…

【故障内容】
・生地が送らない
・はずみ車が重


今回の修理は、送りギアとパルスモーターのギアの噛み合わせが悪かったことが原因だったため、天秤に絡んだ糸を全て除去したうえでの分解修理(調整)となりました。

今回の原因となったであろう糸絡みの改善方法を、お客様には丁寧にお仕えして、私共の修理は完成となります。

私共、修理センターでは、修理するだけが仕事とは思ってません。

修理したミシンを、今後も末永くお使いいただくためには、何が必要で、どんな注意が必要かをお伝えして、修理は完了すると考えてます。

国家資格である“1級縫製機械整備士”6名在籍し、常に切磋琢磨して技術を磨くことで、今では全国からたくさんのミシンを送っていただけるようになりました。

ミシンでお困りの事があれば、是非、当修理センターにお任せいただければ、全力でサポートさせていただきますことをお約束いたします。

メーカー|brother 家庭用コンピューターミシン
機種名・型番|Si505(CPS7801)
故障内容|生地が送らない・はずみ車が重
修理箇所|送りギアとパルスモーターのギアの噛み合わせが悪かったため分解調整


brother公式HPでも当店が紹介されてます。

ミシンの調子が悪い!』と感じたら…

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