本日は、東京都荒川区日暮里の繊維街にある日暮里店にお持ち込みいただいた“ブラザー刺繍機能付きコンピューターミシン D300(EMS80)”を修理しました。
担当は、ミシンショップタケダ修理センター1級縫製機械整備士の名取です。
今回の依頼内容が、
『電源が入らない…』
ついでに、以前から使えなくなってたという自動糸通し器も調整して欲しいとのことでした。
【故障内容】
・通電不良
・自動針糸通し器不良
まず疑ったのが、基盤の不良やセンサーの不良…
『だとすると高額になるなー…』
そんな不安がよぎりました…
しかし、結論から先に申し上げますと、通電しない理由はコードリールの不良であることがわかりました。
部品代は掛かってしまいますが、ひとまず一安心です…
基盤やセンサーが悪ければ、最悪メーカーの工場に送らなければならない程の重傷です。
まずは、通電させない事にはミシンの調子を見ることもできないので、コードリールを交換します。
通電させたところでミシンの調子をみていきます。
事前に、自動針糸通し器が使えなくなってたことは伺ってましたが、糸調子もあまりよくありませんでした…
そこで、先に糸調子器の調整をすることとしました。
上糸調子器が整ったところで、下糸調子もみていきます。
釜周りを綺麗に掃除して、針がぶつかってできたキズを全て綺麗に研磨します。
これで終わりと思いきや、自動糸切りボタンで糸が切れる時と切れないときと…
確率的には約5回に1回は糸が切れないときがありました…
かなりのヘビーユーザーのようでお客様からは…
『まだまだ使いたいので出来る限りの回復を求めます!』
そんな依頼でしたので、お客様には再度確認させていただいた上で、糸切りメスも交換させていただきました。
最後に、自動糸通し器のフックの位置を調整して修理は完了です。
徹底的に整備させていただきましたのでまだまだ働いてくれそうです(^◇^)
≪今回のミシン修理作業内容≫
メーカー|brother 刺繍機能付きコンピューターミシン
機種名・型番|D300(EMS80)
故障内容|通電不良・自動糸切り不良・自動針糸通し器不良・糸調子不良
修理箇所|コードリール交換・糸切りメス交換・自動糸通し器調整・上糸調子器分解調整及び全体掃除
brother公式HPでも当店が紹介されてます。
『ミシンの調子が悪い!』と感じたら…
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