本日は、東京都荒川区日暮里の繊維街にある日暮里店にお持ち込みいただいた“ブラザー家庭用 足踏みミシン”を修理しました。
担当は、ミシンショップタケダ修理センター1級機械縫製整備士の名取と申します。
今回の依頼内容が、
『全体的なメンテナンス希望…』
【故障内容】
・ミシンの動きが鈍い
暫く使ってなかったようで、お持ち込みいただいたときは、はずみ車がうんともすんともいわず…
心の中では内心…
『まっまじかー…』
何て思ったのが第一印象でした。
その反面、整備士として血が騒いだのも確かです(笑)
まずは、恐る恐る中を開けてみることに…
『す、すごい埃』
そこでコンプレッサーを使い、開けられるところは全て開けて全体のゴミ掃除から始めることとしました。
しかし、古い鋳物のミシンは流石ですねー…
最新型のコンピュータミシンなら、あれだけ埃まみれになれば、基盤なんかに支障が出ても不思議はありません…
綺麗に掃除して、連結に丁寧に注油、サンプルのモーターを使って電動で動かしたところ、あれだけうんともすんともいわなかったはずみ車がキレイな回転を始めました。
暫くモーターで動かし、油を馴染ました所で、細かい微調整に入ります。
今回は、『糸切れ』の原因となってた針板の傷を綺麗に研磨し、同様に内釜の傷も綺麗に研磨、部品交換はせず、研磨でなんとかなるレベルの傷だったのは幸いでした。
キレイに研磨した後は、針と釜の細かいタイミングを取り直し、下糸巻きのゴム輪は劣化が酷かったので、流石に新品に交換させていただきました。
今回、改めて感じたのは『やはり古い足踏みのミシンの構造はシンプルで頑丈…』
釜ならではの綺麗な縫い目も、今の安いミシンには出せない味がありますよね。
古い足踏みミシンが実家に眠ってるなら、新しいミシンの買い替えを検討する前に、是非、私共修理センターにご相談ください。
私なら、古い足踏みミシンの修理をすすめちゃうかもしれません(笑)
もちろん、当修理センターでは、店頭持ち込みなら見積もりは全て無料、出張修理エリアなら出張費のみ頂戴いたしますが、見積もりは無料です。
また、送料は掛かってしまいますが、全国から宅配修理も承ってます。
≪今回のミシン修理作業内容≫
メーカー｜brother 家庭用足踏みミシン
故障内容｜ミシンの動きが鈍い
修理箇所｜針板研磨、下糸ゴム輪交換、プーリークラッチ分解注油、針と釜のタイミング調整、その他全体的に清掃及び分解注油
brother公式HPでも当店が紹介されてます。
『ミシンの調子が悪い!』と感じたら…
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