本日は、東京都荒川区日暮里店にてお預かりしました“ベビーロック 衣縫人 BL515”を修理しました。
担当は、ミシンショップタケダ修理センター1級機械縫製整備士の名取です。
今回の依頼内容は…
『糸調子不良』
そんな内容の依頼でした。
【故障内容】
・糸調子器不良
・針棒ぐらつき
・上メス不良
babylockのエアスルーロックは、値段も高額で、洋裁が好きな方にとってあこがれのロックミシンですよねー(^◇^)
エアスルータイプのロックミシンには“衣縫人・糸取物語シリーズ”があり、その違いはご存知でしょうか?
一言で申し上げると、“衣縫人”はご自身で糸調子を取ることが求められ“糸取物語”は自動で糸調子を取ってくれます。
“衣縫人”は他のロックミシン同様に、生地の厚さや柔らかさ、硬さなどで糸調子が変わるため、長年使用してると、徐々に糸調子が崩れることがあります。
4本糸ロックミシンは、4つの糸調子ダイヤルがあり、1つでもバランスを崩せば糸調子が整いません…
フロントカバーを外すと、4つの糸調子ダイヤルの下には、以下写真の皿が存在します。
この各2枚の皿を締めたり緩めたりすることで全体のバランスを取ります。
この2枚の皿の間に糸くずがつまったり、中が錆びたりすることで糸調子が崩れます。
今回の修理は糸調子不良の典型的な例で、ここを中心にしっかりメンテナンスすることで再生します。
さらに今回は、針棒と針の取り付け金具を固定してる部品と生地を切る部品『上メス』も劣化してたためそれぞれ交換させていただきました。
針棒を固定してる部品が緩んでるだけでも縫い目や糸調子に影響がでます。
もちろんメスの劣化も同様に縫い目や糸調子に影響がでます。
今回の修理は糸調子器の分解調整、針棒を固定してる『リンクピン』生地を切る『上メス』交換し、その他全体的に分解清掃及び注油にて修理は完了しました。
まだまだ働いてくれると思います(^^)/
≪今回のミシン修理作業内容≫
メーカー|babylock 2本針4本糸ロックミシン
機種名・型番|衣縫人 BL515
故障内容|糸調子不良
修理箇所|糸調子器分解調整・リンクピン交換・上メス交換
babylock公式HPでも当店が紹介されてます。
『ミシンの調子が悪い!』と感じたら…
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