今回YouTubeにアップした動画は『リバーシブルのジレ(ベスト)』です。
ブログでは動画で見逃してしまうような注意点やコツを詳しく解説します。
今回の動画でポイントとなるのは
・製図の際に『前と後ろの衿ぐり・袖ぐりの繋がりを修正する』こと
・ボタンのループの作り方
・裾の角をしっかり綺麗に仕上げる方法
ここをかなり詳しく説明しているのでブログの方でも細かく砕いていきます。
製図の際に『前と後ろの衿ぐり・袖ぐりの繋がりを修正する』こと
裁断した後身頃の肩線と前身頃の肩線を縫い代分(2cm)を考慮して重ねた状態です。
そして今書いてある前身頃の袖ぐり線は2本になっていますが
下側の線は後身頃の袖ぐり線を書きうつしたものでそこから線を修正したものが内側に一本書いています。
なぜ後身頃より袖ぐりが内側に修正しなければならないかというと
人間の腕は手を振った時後ろよりも前に振る可動域の方が広いので後よりえぐる必要があります。
後ろ袖ぐりより1~1.5cm内側に入れることがポイントになります。
また袖底がずれてしまうと脇を縫い合わせた時に寸法が違ってきてしまうので袖底は後身頃の袖底と
同じ位置に来ます。
ボタンのループの作り方
最初に縫ったわではない縫い代を短く切ってしまいます。
ここから表に返すときに縫い代を切った方が中で縫い代がゴワゴワしません。
表に返してからやっぱり切っておけばよかったかな~と思うこともありますので
こういう小さい工程をしっかりやるのがきれいに仕上げるコツになります。
表に返す用の道具もありますが太い糸と針を使って表に返す方法もあります。
ここは動画で見ていただいたほうがいいかもしれません。
縫いあげるとこんな感じで仕上がり。
裾の角をしっかり綺麗に仕上げる方法
続いて角をきれいに仕上げる方法ですが、裾は裾、前端は前端で縫う方が多いと思いますが
こちらは5cmほど裾を縫って縫い代を短く切り表にかえすとすっごくきれいに仕上がる方法です。
なぜ5cm程裾を縫うかというと表に返す時に手で縫い代を押さえながら表に返すのでしっかり
縫い目のキワでかえってくれます、生地によってはアイロンもいらないくらいきれいに返せます。
角は必ず目打ちで引っ張り出します。
こんな感じできれいに仕上がります!
動画内ではスリットの入れ方も紹介しています。
どうしても丈が長くなると歩きづらくなりますのでロング丈はスリット結構重要なので
動画を見てみてください。
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