当ブログでも何度かお手入れをせず、故障につながったケースをご紹介いたしましたが、ミシンを長く・快適にご使用いただくためには定期的なメンテナンスが必要でございます。
家庭用ミシンの場合メーカーや釜の種類等でお手入れ方法や注意点が違います。
ブラザー家庭用自動糸切機能付き水平釜ミシンを例にご紹介させて頂きます。
今回、釜のお手入れに使用した道具はこちらです。
ミシンに付属されておりますドライバー・ブラシと埃をふき取るための生地です。(生地は薄めの物をおススメいたします)
1.【始める前に】
・ケガ防止のため、ミシンの電源が必ずお切りください。
・針と押さえを取ると安全で視界も良くなります。
2.【針板・内釜を外す】※最近のブラザーミシンは針板が2枚に分かれております。
・最初にスベリ板のついている方を手間に引きながら持ち上げます。(工具は必要ございません)
・次に内釜をつまんで外します。(工具は必要ございません)
ポイント:針棒と送りが上がっている状態ですと外しやすくなります。
・2個のネジで止まっているもう1枚の針板を外す。(付属のドライバーを使用する)
ポイント:付属のドライバーが手元にない場合はコイン等を使用すると良いです
このネジは普通のマイナスのネジより切り込みの幅が広く、普通のドライバーではダメです。
3.【お掃除】
・釜や送り歯の周辺の埃を付属のブラシや生地を使い取り除く。※薄い生地を使用することにより、細かなところもお掃除がしやすくなります。
注意:釜の剣先等鋭利な部品もございますので、ケガの無いよう気を付けてください。
ポイント:こちらのタイプのように自動糸切機能付きミシンではメス部や内釜にパイル(毛状)が付いており、お掃除の際取らないようにしてください。
※こちらを取りますと糸切りのエラーが出やすくなります。
4.【組付け】
・最後に外した奥の針板を組付けネジを2個止めます。(付属のドライバーを使用する)
・内釜を戻します※内釜とミシン本体の白いペイントが合う位置
※発売時期や機種により、ペイントの色が違ったり、ない場合もございます。
ポイント:内釜が正規の位置になっているか、はずみ車を手前に1周回し、外れてこないかを確認してください。
・もう1枚の針板を手前からスライドさせるように組付けます。
・最後に押さえ・針を取り付けます。
機種により変わるところもございますので、始められる前にお持ちのミシンの説明書もご確認ください。