今回は、足踏みミシンの革ベルトの交換方法についてご紹介します。
動画でも、足踏みミシンの革ベルトの交換方法をご紹介させていただいてます。
ブログと併せて下記の動画もご視聴いただけますと幸いです。
【ミシン専門店が教える!】足踏みミシンの革ベルトの交換方法!!
1.革ベルトの種類…
まずは足踏みミシンの革ベルトの種類についてご紹介します。
足踏みミシンの革ベルトには2種類あります。
1つは職業用ミシン専用のベルトで、TA(工業用)と書かれてる方が職業用ミシン専用の革ベルトになります。
もう1つは家庭用ミシン専用の革ベルトで、HA(家庭用)と書かれてる方が家庭用ミシンの革ベルトです。
家庭用の革ベルトと職業用の革ベルトは、長さや太さ、また材質も若干異なりますので、購入の際は注意が必要です。
2.家庭用ミシンと職業用ミシンの見極め方…
お持ちのミシンが…
「家庭用ミシンなのか?」
それとも…
「職業用ミシンなのか?」
ご自身で見極められない場合は、ボビンケースで確認してください。
向かって右側の角の生えたボビンケースをお使いのミシンは家庭用ミシン、
左の角のないボビンケースなら、お使いのミシンは職業用となります。
3.ご用意いただく工具…
私共では専門の工具を使って足踏みミシンの革ベルトを交換をしますが…
今回はご家庭でもご用意がありそうな工具を使って、足踏みミシンの革ベルトの交換方法をご紹介したいと思います。
1つ目は、なるべく細くて長い釘を1本ご用意ください。
2つ目はペンチもしくはラジオペンチ、
3つ目はベルトをカットするためのハサミをご用意ください。
また正確な穴を開ける為に、鉛筆、定規もしくはメジャーもご用意ください。
それでは作業に入ります。
4.ベルトの長さを測ります…
まずはベルトの長さを測ります。
ミシンにベルトを通すときに注意が必要なのが、
金具(留め具)を前側に持ってミシンにベルトを通します。
リング(金具)を上向きに、また革ベルトがねじれないように、ミシンにベルトを通していきます。
ベルトを通したら、軽く引っ張った状態で、交わった位置に印をつけます。
印をつけたら一旦ベルトはミシンから外してください。
5.ベルトをカットします…
次に、ベルトをカットします。
新品の革ベルトは伸びるので、先ほど印をつけた位置から2㌢手前をハサミでカットします。
次にカットしたベルトの先端を軽くペンチで潰してください。
先端を軽く潰すことで、この後ベルトに穴があけやすくなります。
6.ベルトに穴をあけます…
次はベルトに穴をあけます。
カットした位置から内側に0.5~1㌢の位置に印を付けます。
(注1)1㌢の位置に穴(印)を開けて少しずつハサミでカットする方法がお勧めです。取り付けの際に詳しく説明します。
印に釘を使って穴を開けます。
テーブルが傷つかないように必ずマットを引いて作業してください。
7.革ベルトをミシンに通します…
穴が開いたら、ミシンに革ベルトを通します。
ベルトをカットするときと同様に金具(留め具)は前側で持ってください。
またベルトがねじれないように注意してミシンに通します。
釘であけた穴に金具(留め具)を真っすぐになるようにはめます。
この時、ベルトが写真のように真っすぐにならなければ、釘で穴を開けた方のベルの先端を少しずつハサミでカットしてください。
(注1)1㌢手前に穴をあけて、少し余裕を持ってカットしたのはそのためです。
ベルトが真っすぐに繋がったら、ペンチを使って、金具(留め具)が平らになるまでしっかりつぶします。
しっかりと金具(留め具)を止めたら、ミシンにベルトを通します。
最初は少し重たいかもしれませんが、ベルトが馴染むと少しずつ緩んで、徐々に軽くなってくるはずです。
この記事のまとめ
革ベルトを交換する前は必ずミシンのメンテナンスを行ってください。
ミシンに埃が溜まってたり、油が切れてたりすると、ミシン自体が重たくなってます。
その場合、ベルトの消耗も早くなってしまい、せっかくの新品の革ベルトが台無しです…
ベルトの交換をする前には、ミシンをお掃除をして、注油してから、革ベルトを交換することをお勧めします。
もし、ミシンの調子にも不安があるなら、まずは専門の業者に相談してから、ベルトを交換することをお勧めします。
私共修理センターでは、出張にて革ベルトの交換もミシンのメンテナンスも承ってます。
見積・相談は無料ですのでお気軽にお問合せください。
今回は足踏みミシンの革ベルトの交換方法をご紹介させていただきました。
最後までお付き合いいただきありがとう御座いました。
JUKI公式HPでも当店が紹介されてます。
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